国立という街を地図で眺めていたら…

国立

お久しぶりです。インターン生の八木です。

僕がこのインターンをしている背景には街が好きで都市開発などに興味を持っているということがあり、google earthを見たり、路線図を見たり、さらには(インドア派ではありますが)街を散策したりすることも好きです。

今回はそんな僕が、普段生活をしている国立について、日常の中で見つけた役には立たないけれど、知ってしまったがためにずっと気になってしまっているそんなことを調べて紹介したいと思います。

1.国立の街路形態

早速ですが、国立って読めますか?

「こくりつ」じゃないです。「くにたち」です。

「くにたち」は中央線の三鷹から数えて6駅目、東京都の23区外にある多摩地区の市で日本で4番目に小さい市です。

国立には他の街とは文教地区であるために娯楽施設が少なかったり、一橋大学をはじめとする教育機関が多かったり、「国立という街が好きだから国立に店を持ちたい」と出店する方が多いため個人経営の飲食店が非常に多かったりと、他の街とは少し違う変わったところがありますが、視覚的にわかる特徴としてあげるとすれば、国立駅の南側は綺麗な碁盤の目の形をしていて、駅から2本の斜めの道が出ている放射直交路型という綺麗な街路形態をしているということが挙げられます。

放射直交路型の代表的な例は、アメリカの首都ワシントンDCで以下の図のような感じです。

この形は直交路型(碁盤目 ex.京都)と放射環状路型(ex.パリ)のハイブリッドで、直交路型の区画の綺麗さと、放射環状路型の特定の一点へのアクセスの良さを組み合わせた形です。

日本においては、鉄道が主な移動手段であり、また生活の中心が駅であることから駅中心で街が形成される為、駅へのアクセスが重要になります。

その考え方を元に作られた街が国立(以下のスクリーンショットを参照)なんです。

2.発見

ある時、google mapを開いて何気なく国立を見ていた時に違和感を覚えました。

横の通りは東西に平行、縦の通りは南北に平行な通りをしている

…と思っていました。

しかし、先ほどのスクリーンショットをご覧になって気がついた方もいるかと思うのですが、実際のところ画面の上を北に合わせているはずなのになぜか少し傾いているんです。

角度にして約2.3度

なぜだろうと思ったのですが、これには国立の成り立ちと少し関係がありそうだと思い調べてみました。

3.国立の成り立ち

国立は箱根土地株式会社(現在の西武鉄道系列のディベロッパー)が学園都市構想を元に1923年の関東大震災のあとに作った街です。

1889年4月11日に甲武鉄道(現在の中央線で現在の西武鉄道と関連がある企業)が新宿ー立川間で開業したのち、1906年に鉄道国有化法が公布され国有化され、1911年には昌平橋(御茶ノ水と神田の駅間)ー名古屋間が中央本線になりました。

中央本線の沿線の武蔵野台地の何もない場所に、箱根土地株式会社が国立学園都市構想を元に開発を行い、1926年に分寺と川の間に駅を開業したことから二つの地名の頭文字をもらい国立と名付けられました。

このように国立は、現在の西武鉄道系列の甲武鉄道(現在の中央線)の開業30年後に、沿線に放射直交路型の街を箱根土地株式会社という西武鉄道系列のディベロッパーが築いた計画都市なのです。

というのであれば国立の街が傾いていることの理由を解明するためには、中央線が傾いている理由を解明することが必要かもしれません。

 

なかなか奥の深そうなことなので、中央線が傾いている理由については次回ブログを書く際にもっと詳しく調べてブログを書きたいと思います。

 

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