箇条書きの威力は本当に凄まじい。

箇条書きがうまい人は能力が高いなと尊敬しています。

箇条書きの形でアウトプットを出すことができる=試行錯誤しながら実践して得た知恵を言語化できる

これは相当頭の切れ味が鋭くないとできないことだと個人的に考えているからです。

なので最近、勉強のために購入する本は「グッとくる箇条書き」がある本に限定しています。

箇条書きは言い換えるとフレームワークですから、何か判断する時の抜け漏れがないかという観点でチェックするとかなり実用性が高いです。

今回は、これまで読んできた本の中でも特にいろいろな方に役に立ちそうな箇条書きを含む本を3冊紹介したいと思います。

1.戦略策定概論

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1冊目にご紹介するのは、経営コンサルタント波頭亮さんの「戦略策定概論」。

この本は、経営戦略に関する基本的な内容をコンパクトにまとめた名著で、僕が生まれた頃に書かれた本ですが内容が本質的であるがゆえに全く古さを感じません。

特にペンで印をつけたのは以下の「戦略」に関する定義の箇条書き。

戦略とは、「競合優位性を活用して、定められた目的を継続的に達成し得る整合的な試作群のまとまり」とした上で、

戦略の3つの必要条件

  • 目的(Objective)
  • 施策(Actions)
  • 競合(Competitive)

戦略の3つの十分条件

  • 整合性(Integrated)
  • 優位性(Advantages)
  • 持続性(Sustainably)

と定義付けています。

とくに、必要条件の中でも「競合」というのは案外盲点だと思いました。「戦略」とはもともと軍事用語であり、敵国からのリアクションを考慮して行う駆け引きでもあるとのこと。

さらに、本の中で波頭さんは「競合が見えていないなら、潜在的な競合を発見して障壁を構築するという意識を持つべき」ということを述べています。

少し脱線しますがこの潜在的な競合の発見に関連して、レビットの「マーケティング近視眼」が想起されました。

マーケティング近視眼とは、「自社の事業の定義を誤り、その結果顧客のニーズを捉えきれずに顧客を失ってしまう」ということです。

具体的には、数十年前のハリウッドの映画産業の衰退の例がしばしば挙げられます。

ひと昔前の映画会社は、自らの属する産業を「エンターテイメント産業」と定義するべきであったのに、「映画を製作する産業」と定義してしまったのです。

そのため、テレビの登場を「脅威」として捉えました。本来であれば同じエンターテイメント産業の中でテレビと映画が最初から共栄していくというシナリオが描けたのです。

つまり、映画産業は「映画」と製作するというプロダクトアウトの考え方であったために顧客のエンタメに対するニーズを捉えられず危機に陥りました

この例から学べることは、自社の事業を「近視眼」に陥ることなく、顧客視点で定義することで将来的な競合を見出すことができるのではないかということです。

将来的な競合を見出すことができれば、戦略は機能するのではないでしょうか。

2.トヨタ生産方式

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トヨタの強さの源泉の一つに「ムダを徹底排除して効率化を徹底的に行っている」というものがあります。

もちろん、ムダを排除するためにはムダを洗い出すことが必要です。

そこで参考になるのが、トヨタによる7つのムダの分類です。

  1. つくりすぎのムダ
  2. 手持ちのムダ
  3. 運搬のムダ
  4. 加工そのもののムダ
  5. 在庫のムダ
  6. 動作のムダ
  7. 不良をつくるムダ

自分自身、日々オウンドメディアを運営している中で無形の「コンテンツ」を生産しているわけですから、業種は違えど参考になるところが多そうです。

とくに不良を作るムダというのは意識するべき点です。

不良な企画で依頼したがためにその企画意図が伝わらずに思ったような記事にならなかった。その修正を書き手の方に依頼したらもうその段階でムダが生まれています。

つまり、不良コンテンツを作らないためには編集部の企画の精度が全てであり、ここでサボるとムダが生まれます。

そのためにはマニュアルが重要で、マニュアル化できそうな箇所はどんどんマニュアルに落としていくつもりです。これを繰り返していくことでどんどん業務に磨きがかかるでしょう。

3.アイデアのちから

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最後に、「アイデアのちから」という本をご紹介します。

どうやったらもっと創造的な人間になれるか?」というのは多くの方が抱くテーマなのではないでしょうか?

本書では、記憶に焼き付くアイデアの6つの原則をあげ、それら一つ一つについて解説していくというスタイルをとっています。

6つの原則とは、

  1. 単純明快である
  2. 意外性がある
  3. 具体性がある
  4. 信頼性がある
  5. 感情に訴える
  6. 物語性がある

この6つを満たすアイデアをひねり出すのはとても難しそうです。

だからこそ、何かアイデアを考えるのは面白いと言えます。

企画について考えるとき、是非手元に持っておきたい本です。

最後に

今回は箇条書きという視点から書評をしてみました。勉強になるので、読んでない方は是非読んでみてください。

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